現在、日本で視聴できるテレビには下のようないくつかの種類があります。
- 地上波(VHF,UHF)・・・NHK、民法、地方局など
- BS(アナログ)・・・NHK、WOWOWなど
- BSデジタル・・・NHK、民法、WOWOWなど
- CS(アナログ)・・・スカパーなど
- 110度CS(デジタル)・・・スカパー2など
- 地上波デジタル・・・最近話題のやつ
これらのテレビ放送を家庭で視聴しようとした場合、アンテナと受信機(チューナー)を複数揃えなければそれぞれのテレビ電波を受信することができません。
しかし、ケーブルテレビに加入すれば、ケーブルテレビ局が用意してくれる受信機(ホームターミナル)を1つ設置すれだけで全ての電波を受信する事ができます。
なぜなら、ケーブルテレビ局では、それぞれのテレビ電波を複数のアンテナで受信しているからです。そして、その受信した電波を各家庭とケーブル線で結び、従来のテレビ放送、
BS・CS・デジタル放送など、多彩な専門チャンネルを提供しています。
また、地元の街の情報を中心にお届けする 「コミュニティチャンネル(自主放送)」などもあり、地域密着のテレビ局ともなっています。
視聴できるチャンネルは各ケーブルテレビ局により違いはありますが、30〜50チャンネルほどです。ほとんどのケーブルテレビ局は月額3,000円〜4,000 円くらいで全てのチャンネルを見る事ができます。また、別途料金が必要なペイチャンネルもあり、地上波放送だけとは比べ物にならないくらいのチャンネル選択が可能です。
さらに、ケーブル線でテレビ電波を送信することにより、電波の乱れを解消し、鮮明な画像と高感度な音質でテレビを見る事ができるようになります。 電波障害地区や難視聴地域などでは特に有用です。
もうひとつのメインサービスとして、ケーブルテレビ回線を利用したインターネット接続サービスがあります。いわゆる日本における「ブロードバンド」の先駆けとして一時は注目をされていましたが、最近ではADSLやFTTHなどに押され気味でケーブルテレビ局としては苦戦しているようです。しかし、ケーブルテレビは地域に密着したテレビ局であると同時に地域密着の通信会社及びプロバイダとして、今後の地域の総合情報拠点としての役割に大きな期待が寄せられています。
ケーブルテレビ局は各地域によって運営する会社が違うため、サービス内容や利用料金等は異なります。また、電話サービス等を行っている会社もあります。
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